こんにちは!『ferm LIVING Stories』のお時間です。今回は「アウトドアダイニング」の続きです。前回登場したEleanorさんは、「直感に従い、創造的になること」を大切に、アウトドアダイニングを楽しんでいると教えてくれましたが、今日登場するMimi Thorissonさんアウトドアダイニングは、どのようなものなのでしょうか。
Mimi Thorisson, 作家 & 料理人 @mimithor
Mimiのアウトドアダイニング:
屋外で食事をするということは、純粋な喜びや満足感と同義語なんです。ようやく春が訪れた今、外で食事をすることができるのは嬉しいですね。私にとってこの季節は、冬の枯葉を取り除き、鉢植えの植物の手入れをし、新しい植物を植えるといった膨大な量の庭仕事とともに始まります。私たちはイタリアのトリノにある、広場が見渡せるテラス付きの家に住んでいます。オリーブや柑橘類の木々が生い茂り、ジャスミンの花が咲き誇っていて、毎春、幻想的な場所になるんですよ。香り豊かなハーブが空気に溶け、空間に色彩と生命力を与えてくれます。ここは私のお気に入りの場所なんです。(Mimi)
テーブルセッティングにおいてインスピレーションの源はなんですか?
私は可能性と豊かさに満ちたテーブルが好きです。テーブルをまるでお庭のように感じられるように見せたいので、花や鉢植えの植物、香り豊かなハーブのブーケを飾ります。カントリーシックなテイストに、季節にインスパイアされた都会的な雰囲気を組み合わせています。
このテーブルセッティングには、私が夢中になっている ferm LIVING の Oliガラスコレクション(アンバーカラー)を使用しました。この色は、私の好きな色のひとつで、特に太陽の光がちょうどよくガラスに当たると素敵なんですよ。ここにあるお皿やボウル、グラス、ポット、ベースのコレクションを見ているだけで、幸せな気分になります。おいしいワインとおいしいご飯でいっぱいのテーブルは、愛のシンボルですね。
どうやって素敵な雰囲気を作っているのですか?
音楽は気持ちよく夜をスタートするのに大切です。ジャズ、特にマイルズ・デイヴィスは、私のお気に入りのミュージシャンのひとりです。あとは、我が家の愛犬はいいホストなんですよ!犬たちがゲストにあいさつをすると、みんなご機嫌になるんです。
私が思うに、いいホストになる鍵はリラックスすること。美しいテーブルセッティングは複雑である必要はなく、お花やテーブルデコレーションのような重要な要素があるだけでいいんです。そして、もちろんおいしいご飯は一番重要!この春、私は自家製のレモンとリコッタチーズのラビオリを作りました。事前に準備しておけば、ゲストが到着したときに出来立てを出すことができますよ。
Mimiのレシピ:ディナーにぴったりの人気のそら豆スープ
(出来上がり:4人分)
【材料】
皮をむいたそら豆…450g
スライスした玉ねぎ…1個分
スライスしたニンニク…3片分
皮をむきスライスしたジャガイモ…大1個分
チキンブイヨン or 野菜ブイヨン…80ml
オリーブオイル…大さじ2
水
マスカルポーネチーズ…120g
新鮮なミント…ひと摑み
エシャロット…2個
パンチェッタ…5切れ
クルトン…適量
塩・コショウ
ピモン・デスプレット(唐辛子パウダー)…適量
【作り方】
- そら豆をカットしつぶす。
- 大きな鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒める。そこにカットしたニンニク、そら豆、ジャガイモを入れ、2分ほどかき混ぜる。
- チキンブイヨン(もしくは野菜ブイヨン)を入れたら野菜にかぶるほどの水を注ぐ。
- 沸騰したら20~25分ほど煮る。
- フードプロセッサーでピューレ状にし、弱火にかける。
- パンチェッタを黄金色にカリカリになるまで炒める。ここで余分な脂はしっかりと落としておくこと。出来上がったら別皿に取り出しておきましょう。
- クルトンを準備する。白パン(できればバゲット)をカットし、ニンニク1片をすり込む。オリーブオイルをかけて黄金色に色づくまでオーブンで焼く。塩で味付けし、別皿に取り出しておきましょう。
- エシャロット、ミント、パンチェッタ、クルトンを細かく刻む。
- 細かく刻んだミントの少量は、マスカルポーネチーズとよく混ぜ合わせる。
- 盛り付け:ボウル(4つ)の底に、刻んだエシャロット、ミント、パンチェッタ、クルトンを入れる。スープを注ぎ、上にミントのマスカルポーネをのせる。最後にピモン・デスプレットを振りかける。
どうぞ召し上がれ!
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いかがでしたか?Mimi Thorissonさんと Eleonore Toulinさんの作るアウトドアダイニングの共通点は「音楽」でした。時には場を盛り上げ、またある時には会話の心地いい背景になる、欠かせない存在として二人とも大切にしているようでしたね。最後に掲載されていたレシピも、シンプルでおいしそうですよね。取材当時は季節が春だったようで、そら豆の時期は過ぎてしまいましたが、来年の楽しみにとっておこうと思います。
それでは、次回もお楽しみに。
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